トラブル対処ポイントと防止ポイント、ご参考までに!

当社が主に扱わせていただいているバッテリー駆動の高所作業車の多くは各メーカーとも基本的にシンプルな構造で、新しい内は、日常点検をしていればトラブルの確率は低いのですが、やはり「機械」も年を取ればいろいろな部位に老化現象が発生します。

その中で当社の経験に基づきトラブルの対処ポイントや未然にトラブルを防ぐための点検ポイントなどについてご紹介してまいります。

外部から見える電線ケーブルやホースの破損を早めに見つけましょう!

現場で高所作業車を操作中に「時々止まる」時は、走行や昇降動作を制御しているコンピューターのエラー発生の可能性と、電線ケーブルのどこかがダメージを受け始めている可能性の大きく2つがまず疑われます。

まず最初にトライしていただきたいのが、メインキースイッチをオフにして数秒待ち、再始動することによるコンピューターのリセット操作です。

また、突然全く動かなくなった時は、ヒューズ切れの可能性もありますので、現場の高所作業車に取扱説明書が備わっていれば、「トラブル対応方法」の章にヒューズボックスの場所と交換方法が記載されているはずなのでご覧ください。

また、「時々止まる」場合は、左の写真にあるようにシザースリンクの間に上下コントロールボックスをつなぐ電線ケーブルの一部がはみ出て挟まっている内に電線の被覆が破れ、素線が剥き出しになっている場合もありますので、その時は応急措置として、問題の電線を繋ぎ直して見てください。

また、もし現場の床面に「油らしき」「しずく」が落ちているのを発見したら、まずはメインキースイッチをオフにして油圧発生を止めた後、高所作業車の下部フレーム下側の外側から見える位置にある油圧ホースが破れかけてないかチェックしてみてください。

もし破損箇所を発見したら、応急措置としてできるだけ多くのウエスやその場にあれば油吸収シートを巻き付けて、養生テープなどで固定し、漏れの拡大を防止してください。

できれば、日々高所作業車を使用開始前に外側から見える位置の電線ケーブルや油圧ホースのダメージ有無をチェックしておけば安心です。

バッテリー液の量は10日に1回はチェックしましょう!

現場での高所作業車のトラブルの中で以外に多いのがバッテリー液不足による連続作動時間の大幅な低下です。

特に夏場はバッテリー液の消耗が早く、月に2回程度の補給が必要な場合もあります。

バッテリー液量が不足すると充電が十分にできないまま、短時間で充電が完了してしまうため、前日作業終了後に充電開始し十分に充電したつもりでも使い始めて2〜3時間で昇降、走行速度が徐々に遅くなりついには止まってしまって「故障と勘違い」することがあります。

ぜひ、少なくとも10日に1回はバッテリー液量のチェックを心がけてください。また、しっかり充電したつもりでも短時間しか動かない時は、バッテリー液量のチェックをしてみてください。

面倒なようでも、高所作業車が「空腹」で止まってしまうことによるお仕事の効率低下を招く前に「点検ヨシ!」で未然にトラブルを防ぎましょう!

高所作業車充電時のワンポイント

現場の電圧降下による充電不足にご注意!

「昨日現場終わってから充電したのに、高所作業車がすぐ動かなくなっちゃった。故障?」というお問い合わせもよくいただきます。もちろん、高所作業車の充電器等の故障の場合もありますが、まず思い出していただきたいのが、前日高所作業車を充電した時に、現場の配電盤から延長ケーブルドラムを2台つなぎしてなかったか?または、そのフロアだけ給電電圧が落ちていなかったか?の2点です。もちろん、電源プラグがちゃんと差し込まれていたかの確認も必要ですが。

高所作業車の充電器は通常95Vを下回ると、設計上の充電時間で満充電できないことがほとんどです。また、93Vあたりを下回ってしまうとほとんど充電能力を失います。もし、思い当たることが合ったら、再度充電してみて、それでもダメな場合は、お気軽に当店にお電話ください。